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いつもの風景に君がいる
たったそれだけで、こんなにも違う景色




「あー!もう、俺わかんねえんだけど!!」「そんな風に叫ばれても俺の方がわかんないよ」 「…ごめん」「さむい」「ごめん」「コーヒーのみたい」「俺も」……「奢ってくれねえの?」 「今、残金105円しかない」「うっそ」ちょうど、100均でなんか買えるなといったら、イチに笑われた 「で、むぎちゃんと何があったの?」「なんかさー、かくかくじかじかで。」 「ほう、つまりは怒って帰っちゃったと」「!!」エスパーだ…と本気で尊敬の眼でみてくる やつの暴走をとめてくれ。「まあ、遠くから見てたらしい沙耶とみよ子から聞いた」「ふーん、みてたんだ」 「で、あいつらは手を振ったことに責任感じてたけど、どうなの」 「そもそも何が原因なのか、俺もわかんない」笑いながら言う。…へらへらしやがって。 「まー。話してみればいいじゃん。最近むぎちゃんば怒らせすぎじゃない?」 「あいつが勝手におこってんだもん」「あはは」


ただいまーと家に帰ると、鍋を囲った父、母、姉と妹、それから沙耶とみよ子がいた。 なにしてんだ、人の家で。「こんばんわー」ふたりが息をそろえて言った。 「なに、してんの?」「いやあ、ツトムんちの前たまたま通ったら、おばさんがいれてくれた。」 「よんさまもあたしも、丁寧に断ったつもりなんだけどね」 かあちゃん…!!「まあ、ツトム、すわんなさい」なんてのんきに母ちゃんは言って。 とうちゃんは「ハーレム状態だな!」うはうはかよ。 みよ子と妹の間に座ると「なんか、ごめんね」みよ子が話しかけてきた。 「うーん、まあこんな日もあるさ(たぶん)」「つーくんのお母さん、料理上手だね」 「あらそう?うれしいこと言ってくれるじゃない」 なんで聞こえてるんだよ。小声でしゃべってたじゃねえか、いま。 浮かれたかあちゃんは「ツトム、何食べるの」よそってくれるらしい。いつもなら自分でとりなさい、なのに。 「にく、とねぎ」「そいえばツトムはねぎ好きだよね」「お兄ちゃん、白菜も食べなさい」 「ねーちゃんも百合もうっさい」二人が声をそろえて「もー」と言った。


ごちそうさまでした、俺が箸を置いたのと同時にみよ子も沙耶も、食器を流しまで持って行った。 「おいといて大丈夫よー」といったかあちゃんは「いい子たちねえ、」褒めていた。 「本当なら片付けも手伝いたいところなんですが、そろそろ帰りますね」 時計を見ると8時だった。「長居させちゃったね」「いいえ、大丈夫です。ごちそうさまでした!」 「これからどうすんの?」俺が聞くと「もともとよんさまの家に泊まる予定だったの」とみよ子。 「沙耶ちゃんちなら近いじゃない。送っていきなさい」かあちゃんは丁寧に俺のジャンバーまで用意して。 お泊まりグッツであろう、かさばる鞄は、俺が持つこととなった。 帰りは「また来てねー」と一家総出で送られて、沙耶もみよ子も大変だな


「賑やか、だね!つーくんち」「うるさかったろ、女ばっかり」「楽しかったー」 「…なら、いいけど」「よんさまはよく行くの?」「これで2回目かな。1回目行ったときに おばさんと盛り上がっちゃって、仲良しになっちゃった」「うっそまじ?いつ来たのさ」 「ツトムが風邪ひいて寝込んでたとき。プリント頼まれたんだもん」「知らなかったー」 俺が知らないって、どうなのそれ。かさばる鞄は意外に軽く、鍋のせいでほてっていた体が ちょうどいい感じに冷やされていく。まあ、寒いくらいだ。 「…いっちゃん、むぎちゃんと、仲直りしたのかな?」「さあ、な」


今日はありがとう。と沙耶とみよ子とは四津谷家の玄関前でお別れした。 家に帰るのめんどくさいな。ねーちゃんと百合にあの二人のどっちと結婚するの?とかの話で勝手に 盛り上がってるんだろうな。「ねーちゃんはみよ子ちゃん派だね!」 「絶対沙耶ちゃんの方がいいよ!」「ねえツトムはどっち?」「そうだよ、お兄ちゃんはどっちなの?」 って…うわー。やっぱりコンビニよってもう少し時間つぶそ