いつのまにか眠っていたあたしは、夢をみていた。
最初にむぎちゃんがでてきてあたしを嘲笑ってた。
あたしのなかでむぎちゃんの印象は勝手に悪くなる一方だ、ごめんね、むぎちゃん(そんなことちっとも、知らないだろうけど。)
次につーくんが卵焼きを作ってた。
突拍子もないけど、夢ってそんな感じだよね。
つーくんの作る卵焼きはへたくそで、
塩と砂糖だけを入れたはずなのに苦くて「美味しくないよ、つーくん」
と言うとすごくびっくりした顔であたしをみた。
つーくんも食べてみると「普通にうまいよ、ひどいなあみーちゃんは」
と言われいつの間にか居たつーくんのお姉さんと妹の百合ちゃん、
いっちゃんとよんさままでもがあたしをひどい人だとか、最低の女だとせめた。よってたかって。
なんだかそれが冷や汗ものの悪夢で(思い出してみるとたいしたことじゃないんだけど)目が覚めてしまった。
隣にいたはずのよんさまはいなくて、
かわりにいっちゃんとつーくんからメールがきてた。
いっちゃんからは「俺これから前に進もうと思います!報告でした!」にこちゃんまーく
(いっちゃん命名)がたくさんついててちょっと笑えた。つーくんのは「明後日暇?」との要件と漢字のみだ。さすが。
暇だよとにこちゃんまーくをつけて返信した。
いっちゃんにはなんて返せばいいんだ、
と考えているうちにまた眠気が襲ってくる。
よんさまはトイレだろうか。
とりあえずなんだか寂しいのではやく戻ってきてほしい。
ああ あたしはまた夢の中にいく。
右手にケータイを握ったまま、遠くでなにか音がしてるけど。
もうむりです。今度は幸せな夢が、みたいよ。