はしごをつたって屋根の上へ到着した
この街で一番星に近い場所。
僕等は、星にむけてメッセージを贈る。
きっと唯一、夜に咲く花を。


夏の夜、屋根の上


「火事になるんじゃない?」

彩は心配そうに花火を眺めていた

「大丈夫だよ」
もしそうなったら、なったで。

僕が笑うと彩は少し怒って、そんなんだから、ぶつぶつ小言を言っていた

打ち上げではない。
ただ上へむかって美しく咲き誇るもの。
この暗闇に、よく似合う花

「きれいだね」

いつか誰かが言っていた「花火はお金を燃やしているようだ」なんて愛のない言葉をまるで無にする言葉

ぽーっと見とれていた君は、幸せそうだった 「うん、きれいだ」僕もいった

こもる煙は風に流されていく。
澄み渡った世界には君の笑った顔。

こんなのも悪くない



(07,07)

花火がしたい。
屋根の上でやるなんてロマンチック!
線香花火がすきだけどね。