愛を教えてくれた、あなたへ
いつだって優しく抱きしめてくれたあなたへ
その時だけは
あたしは、あの女の人が嫌いだ
だってあたしの方がずっと好きだったのに。
彼女は知らないかっちゃんのこと、ずっとあたしの方が知ってるのに。
例えばフランダースの犬をみて、いつも同じところで泣いたり
一回笑い出したらどんな言葉も面白くなっちゃうとこも
彼女よりずっと前から、あたしは知っていたのに。
選ばれたのはあたしではなくて、彼女。
「明子、」
そう名前を呼ばれて振り向くと、かっちゃんの隣に、きれいな女の人。
その人は「谷山由美です、よろしくね明子ちゃん」とにっこり笑った。
あたしは、軽々しく名前を呼ばれたのと、かっちゃんの隣にいることに腹が立って
「へえ、」それだけ言って階段をあがって部屋に入った
途中にお母さんが「明子!」と怒鳴ったけど知らん振りした。
かっちゃんは、もうすぐ、その人と結婚する。
小さいころから面倒みてもらってて、初恋もかっちゃんで。
その間になんども恋をしたけれど、そんなのかっちゃんがいたから、が前提なんだ
もうすぐ、かっちゃんは結婚する。
由美さんの苗字がかっちゃんと揃いになる。
その時だけは、笑ってあげるよ。
かっちゃんと由美さんの幸せを祈って。
だから、また前みたいに頭ぐりぐり撫でてね
泣いたあたしの強がりを、見なかったことにしてね
(08,22)
こんなような話を前に書きましたぱーとつー(だよね?)
何気なく聞いたSPEEDのI Rememberがなんか、よかった。(笑)